ノートの字と色


■ノートの字と色

 中学生や高校生などで、非常にカラフルなノートを作る人がいます。
 このこと自体は悪い事ではありません。色が私たちの脳に働きかける力は強く、効果を高めることができるからです。
 ところが、多すぎる色は、全く色がないよりもよくない状況を生み出すことがあります。
 色を見た時、その色の意味も含め、私たちは理解しようとします。その分、脳に負担がかかります。
 色を使う意味というのは、この負担をあえてかけることで、脳を働かせ、情報の吸収力を高めるところにあるのですが、それが多すぎると逆効果になってしまいます。
 これと同じように、ルール無く色が使われている場合も逆効果になります。例えば、重要なものは赤で書く、というルールがある場合は、原則赤は、重要なもの以外で使ってはいけません。脳を混乱させてしまいます。
 総合すると、1ページの中で使われる色は、黒を含めて3色程度が適切です。もちろん、カラフルなノートを作ることで気持ちが高まり、それによって学習効果が高まることもありますので、一概に3色以下にするべき、とは言えませんが、まずは色数を減らすことを意識してみましょう。
 次に字です。
 小学校などでは、とにかくノートの字はきれいに書くことを求められます。
 これ自体は、良くも悪くもありません。なぜなら、ノートをきれいな字で書くことは、メリットもデメリットもあるからです。
 そもそも字がきれいな人はともかくとして、字を書くのがあまり得意ではなく、遅い人がいたとしましょう。
 この人が、ノートの字をきれいにしようとすると、必然的にスピードが落ちます。また、字を書くことに集中するあまり、話している内容が頭に入りにくくなります。
 これは、非常に大きなデメリットです。社会人なら、ICレコーダーなどもありますし、スマホで簡単に録音できるので、録音しておいて後で文字お越しをすることはできるでしょう。
 ですが、学生の場合はなかなか難しく、授業後にまとめる、というのは、一部の人を除いて現実的ではありません。 
 その際には、ある程度字のきれいさを犠牲にしてでも、スピードを重視する必要があります。